「ミカンセイ教室」は、五城目町内の遊休不動産をリノベーションした自由空間「ただのあそび場」との共同プログラムとして開発した、親子向けアートスクールです。子どもだけでなく、大人もまた感性が未完成な人=『ミカンセイジン』と名付けて、お互いの表現を認め合える創作の場によって参加者の「自分の〈当たり前〉をうたがい、小さな違いに気づく力(=洞察力)」が養われることを目指して2年間にわたり実施しました。プログラムの特徴は以下の通りです。
・「こんなふうに作りたい!」を最大限に尊重
ー「センセイ」も一緒に悩み、表現の可能性を引き出す
・探求型の制作スタイル
ー身近なモノ、自然のモノ、に素材を見つけるプロセスを重視
・いくつもの「表現」を体験
ーみんなが作者で鑑賞者。対話を重ねながら、様々な表現活動を体験
2018年は、1年かけて「絵画」をテーマに取り組みました。本格的な絵筆や絵の具にふれつつ、町を歩いて見つけた木の実や葉っぱから絵の具を手作りしたり、親子で協力して木製キャンバスを手作りしたり。町全体をフィールドに、道具作り・描画・展示を丸ごと体験することで1点の絵画作品を完成させました。さらに2019年は「物事をよく観察すること」をテーマとして、使い馴染みのある鉛筆で、自分の中にある好きなものや大事にしているものを記憶を頼りに描くデッサンの会を行いました。
ミカンセイ教室 公式 Facebookページ
https://www.facebook.com/mikanseikyoushitsu
子どもも大人もミカンセイ。野良の感性を伸ばす「ミカンセイ教室」― 秋田県五城目町
https://magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp/fushinjo/6249/
本件は、世界中から学生が集まり、少人数教育、海外留学などを通じて国際教養教育を推進する国際教養大学が秋田県内の企業や地域と連携するラーニングプログラムの一環として実施しました。この授業は、「サステナビリティ学」を専門とする同大学准教授・工藤尚悟氏が担当し、学年・専攻の異なる学生が2泊3日で五城目町をフィールドに演習を行いました。
「チョー濃く!井川しよう!!」は、町民と一緒に町を「濃く(=じっくり)」見て・歩いて・語って、様々な角度から楽しみ、既にある魅力を探るための多世代交流プログラムです。
秋田公立美術大学が、県内4地域と連携し、アートと社会を繋ぐ「アートマネジメント人材」を育成する講座。