井川町は、秋田県のほぼ中央にある人口約4500人の町。
住民と行政の距離が近く、「美しいまち、楽しいまち、健康なまち」をめざした町づくり人づくりを展開しています。
町のシンボル的な存在である「日本国花苑」には日本全国から集めた200種2000本の桜が咲き誇りパターゴルフ場、テニスコート、子ども遊戯広場、バラ園等が整備され四季折々に花が咲き、いつ訪れても楽しむことができます。
また、まちづくり事業の一環として2000年から10年にわたり実施した「桜の森彫刻コンクール」では、全国の彫刻家からご応募いただいた彫刻作品の中から「日本国花苑」の緑豊かな自然空間にふさわしい作品(計41点)が選ばれ苑内に設置されています。
「チョー濃く!井川しよう!!」は、そんな井川町を舞台に、町民と一緒に町を「濃く(=じっくり)」見て・歩いて・語って、様々な角度から楽しみ、既にある魅力を探るための多世代交流プログラムです。
みちひらきでは井川町からの委託を受けて企画運営を行っています。
企画意図:
ふだん見ている町の色々なものに親しみを持つことで、町の見え方が少し変わること
ひとりで完結できないことにみんなで挑戦することで町の人同士の交流を深めること
「大きな木をチョー濃く!彫ろう!!」
日時:2021年7月4日
内容:日本国花苑に町内外の大人や子どもが集まり、苑内に生えていた杉の木で、ピクニック広場に大きなモニュメント『けんザンくん』を作りました。
8月11日「井川町をチョー濃く!歩こう!!」
内容:日本全国3000か所を歩いてきた森の案内人・三浦豊氏をお招きして
ふだん見過ごしてしまいがちな、町と町の境目にある森の木々や草花をじっくり観察しながら歩きました。
大人も子どもも、すぐそばにあるのに気づかなかった町の側面に引き込まれる時間となりました。
1月24日「彫刻をチョー濃く!楽しもう!!」
内容:井川義務教育学校6年生が、それぞれの感性と分かち合いを大切にした「対話型鑑賞」の手法を用いて、日本国花苑の彫刻を鑑賞し、1日学芸員となり作品について独自の視点で町内外の方への解説を行いました。
解説を聞いた町の人にとっても、一人ひとりの自由な感性や想像力にふれて、新しいものの見方や気付きを得られる時間となりました。
2022年3月19日「けんザンくんをチョー濃く!燃やそう!!」
内容:1年間このプロジェクトを見守ってくれた巨大モニュメント「けんザンくん」に感謝の気持ちを込めてお焚き上げを行いました。
「みなくる」は赤ちゃんからお年寄りまで、誰もが利用できる公設のコミュニティ・スペースです。
本件は、世界中から学生が集まり、少人数教育、海外留学などを通じて国際教養教育を推進する国際教養大学が秋田県内の企業や地域と連携するラーニングプログラムの一環として実施しました。この授業は、「サステナビリティ学」を専門とする同大学准教授・工藤尚悟氏が担当し、学年・専攻の異なる学生が2泊3日で五城目町をフィールドに演習を行いました。